みなさん、明けましておめでとうございます。いのこうです!
今年もよろしくお願いします!ちなみに新年は大学時代の友人とインドで迎えました!
さて、本題ですが、今回はインドネシアのジャワ島にあるジョグジャカルタという街を拠点に、2つの世界遺産を観光してきました!
早速紹介していきます!
バイクをレンタル
まずはバイクのレンタルです。
ジョグジャカルタの中心からボロブドゥールやプランバナンに行くにはバスを乗り継いで行くのが一般的ですが、今回、僕が予定的にジョグジャカルタで観光できる日はたったの1日だけ。
バスを使っていたらどちらか片方にしか行けない危険性があったので、迷わずバイクを選択しました。
ちなみに、ボロブドゥールとプランバナンでは入る際に外国人はパスポートを提示しないといけないという情報を調べていたので、デポジットがパスポートの原本でなくてもいいところを見つける必要がありました。(実際はパスポートの提示は求められませんでした。)
レンタルバイク屋はトゥグ駅周辺にたくさんあります。
今回僕が使ったところは24時間で80kIDR(約760円)で、デポジットがパスポートのコピーでokでした。
バイクの質も良かったですし、店員さんも優しいのでオススメです。
この並びにはたくさんレンタルバイク屋があるので、手当たり次第交渉するのも一手です。
ボロブドゥール
まず一つ目に訪れたのが世界三大仏教寺院の一つにして、世界遺産にも登録されているボロブドゥールです。
みなさんも名前は聞いたことあるんちゃうかな。
ボロブドゥールとは
まずはボロブドゥールの説明をします。
ジャワ島中部のジョグジャカルタの北西約40kmに位置するボロブドゥールの仏教寺院群は、770年頃から820年頃にかけて、仏教を信仰するシャイレンドラ朝によって築かれた、世界最大規模の仏教遺跡です。
シャイレンドラ朝は約100年しか続かず、この寺院も荒廃していきましたが、1814年にトーマス・S・ラッフルズに発見されて注目を浴びました。そこから国際的な援助も受け、1973年からの10年間の修復作業で今の姿になったそう。
ボロブドゥールは寺院とはいいつつも、構造上内部がないため、内部に入ることはできません。外側のみの見学です。
約115m四方の基壇の上に5層の方形壇、その上に3層の円形壇が重なり、頂上には釣鐘のストゥーパが聳え立つ、立体曼荼羅のような姿をしています。
構造は大乗仏教の宇宙観である「三界」を表しており、基壇は欲望にとらわれたものが住む「欲界」、その上の方壇は欲界を超越したが物質(色)にとらわれた者が住む「色界」、一番上の円壇は色界も超越し精神のみに生きる者が住む「無色界」を示しています。
回廊の壁面には仏教にまつわる絵物語が1,300面のレリーフで表現され、時計回りに展開するストーリーはブッダの一生や仏教の教えを伝えています。
ちなみに、ボロブドゥールは月曜日には入れない場所があるため、月曜以外に観光することをオススメします。
また、ボロブドゥール公園の敷地内に入るチケットと別に、ガイドツアーを予約しないとボロブドゥールに登ることはできません。
チケット購入
ボロブドゥールのチケットは事前にオンラインで購入しました。
というのも、チケットを買うために混雑があるという情報を調べていたからです。(実際はあまり混雑していませんでした)
僕は今回、ボロブドゥールのチケットとプランバナンにチケットは別々でオンラインで買いました。
しかし現地に行けば45ドルで共通券を買うことができます。(ここでパスポート提示が必須なのかも?)
現地で購入するボロブドゥールの敷地内に入るチケットとボロブドゥールの上に登るチケットは別で、登るには必ず追加でガイド付きのチケットを買う必要があります。
実際混雑はなかったですが、ピークのシーズンになると人で溢れかえるそうです。
なのでピークのシーズンでは、オンラインなら事前に時間を指定して購入することができるので、安心です。
チケットのオンライン購入サイトはこちら
「Temple Ground Ticket」と「Temple Structure Ticket」の2種類があるので、希望のチケットを選択します。
「Temple Ground Ticket」は境内まで入場できるチケットで、仏塔へ登ることはできません。
「Temple Structure Ticket」は上記チケットの内容を含み、さらに寺院の仏塔へ登ることができるチケットなので、こっちがオススメ。
料金は455kIDRです。約4322円です。
日付や時間、名前の情報などを入力し、決済です。
購入が完了したらメールでPDFのチケットが届きます。
※ちなみに同じ値段でもチケットの種類が2つあります。それは説明されるレリーフが異なるだけなので、どっちを選んでも大丈夫です。
ボロブドゥールに到着/チケット引換&待機
ジョグジャカルタから1時間かけてボロブドゥールに到着。
敷地の向かい側に駐輪場があるので停めます。料金は5kIDRで約47円です。
敷地内に入ったらチケットを交換します。外国人用のブースがあるので、そこでPDFを見せてリストバンドを貰います。
PDFで受け取ったリストバンドを手首に巻き、無料の水をもらいましょう。
そして奥に進むとサンダルを受け取ることができます。
ボロブドゥールの遺跡保護の観点のために観光客はこれを履くのが義務付けられいています。
ちなみにこれは持ち帰ってok。僕はデザインが好きなので持って帰りたかったですが、バックパッカーなもんで、断念しました。
待機スペースがあるので、自分が受け取ったガイドナンバーが呼ばれるまで待機しましょう。
ツアー開始
時間になるとツアー開始です。グループはだいたい15人くらい。
ツアー自体は1時間半くらいでした。
ガイドさんは日本語が堪能で、グループの中で唯一日本人だった僕にだけ特別に日本語で細かい説明をしてくれました。(英語の説明よりも詳細やった笑笑)
非常に説明がわかりやすかったです。英語も聞き取りやすいので安心です。
どーん!
ボロブドゥールが目の前に現れた時の衝撃はなかなか凄かったです。想像以上にでかかった。
ボロブドゥールのレリーフは細かくて目を奪われます。仏教関係の色んな場面が描かれています。
色んな動物や果物も登場していて、ガイドさんがそれを教えてくれます。
ボロブドゥールのストゥーパは見応えがすごかったです。これ、一つ一つの中に仏像が入ってるんです。
ちなみにここは上で説明した無色界なので、レリーフがありません。
ストゥーパの中で唯一中身が出ているものがあります。これは地震で壊れて中身が出てしまったそうです。
奥に見える1番でかい仏塔は昔はもっと高かったそうですが、落雷で壊れてしまったそうです。
こんなにでかい遺跡が1,000年以上もジャングルに埋もれて発見されなかったなんてにわかには信じられませんが、登ってみて上からの様子を見たら納得できます。
いやー、めちゃくちゃ満足度高い。
昼飯はボロブドゥールの前で
ボロブドゥールの駐車場や駐輪場の並びには飲食店があるので、昼ごはんには困りません。
僕はインドネシアで安くご飯を済ます定番のミーゴレンを食べました。
プランバナン寺院群
ボロブドゥールから1時間走り、次はプランバナンです。
実際は途中で大雨が降ったせいで雨宿りに時間を割き、2時間半くらいかかりましたが、、、
プランバナン寺院群とは
プランバナン寺院群には、ヒンドゥー教と仏教の寺院が混在しています。
世界遺産に登録されているのは、プランバナン寺院(ロロ・ジョングラン)とその周辺にある仏教寺院のセウ寺院、プラオサン寺院、ヒンドゥー教寺院のカラサン寺院、サンピサリ寺院とまっています。
9世紀にマタラム王国によって建築されたプランバナン寺院は、高さ約47mの尖塔を擁するシヴァ神を祀ったシヴァ堂と、その左右にブラフマー神とヴィシュヌ神を祀った高さ約23mの祠堂など、8基の祠堂が高さ約2mの基壇の上に建てられています。
基壇は一辺約110mの正方形をしており、ボロブドゥールを意識しているという説もあります。基壇の周辺には何百ものブルワラ(小祠堂)が歴代の王によって建造されました。
シヴァ堂外側の回廊には古代インドの叙事詩『ラーマーヤナ』のレリーフがあしらわれています。
プランバナン寺院はマタラム王国の宗教儀式などに使われていたそうですが、半世紀ほどで遺棄され、その後はイスラム教の拡大が原因で寺院群そのものが忘れられており、1549年の地震により多くが倒壊してしまいました。
1930年代からプランバナン寺院群の修復・復元が進められていましたが、2006年のジャワ島中部地震で再度大きな被害を受けました。
日本からも調査団が派遣され、修復が行われました。
チケット購入
プランバナンもボロブドゥール同様、オンラインで買いました。
プランバナンは調べているとKlookでチケットを買った方が公式よりも安かったので、オススメです!
料金は変動しますが大体3,300円です。ボロブドゥールとあわせても、現地で買う共通券45ドル+ガイド料と同じくらいの値段ですね。
なのでボロブドゥールもプランバナンもオンラインで買うのがオススメです。
バウチャーが届いたら保存しておきましょう。
プランバナン寺院群に到着/チケット引換
プランバナンの駐輪場はボロブドゥールと比べても分かりやすい。料金は同じで5kIDRです。
ボロブドゥールと同じく、外国人用のチケットブースでバウチャーをチケットに引き換えます。
散策開始
というわけで無料の水を受け取り、プランバナン寺院群の散策開始。
プランバナン寺院もでっけえ!!
ボロブドゥールの方が知名度高いですが、プランバナンもなかなかの迫力です。
早速中に入ってみましょう。
石細工の細かさがすごい。ボロブドゥールとはまた違った感じですね。
ヒンドゥー教の寺院なだけあって、ヒンドゥー由来の神々が祀られています。
実は僕大学ではヒンディー語専攻でして、インド文学やインド文化については人並み以上に知識があるので、名前を見るだけで一応何の神様なのかはわかります。なので、楽しい。
メインのシヴァ堂とヴィシュヌ堂、ブラフマー堂もなかなかの凄さ。
1番大きいシヴァ堂ではラーマーヤナのレリーフも楽しめます。しかも周りにはドゥルガーやガネーシャなどの小さい祠が用意されていました。
さらに3神の中で唯一名札にमहादेव(最高神)という表記がありました。プランバナンがどれだけシヴァ神を重要視していたのかがわかります。
レリーフが目を奪います。
中に入って像を見ることができる分、ボロブドゥールよりも何かこう、パワーみたいなものを感じましたね。
プランバナンを見終わり、他の3つも行ってみることに。
セウ寺は大きかったですが中には入れず。なのでプランバナン以外はあまり見応えがなかったですね。
プランバナン周ってる間、2回も雨に降られてずぶ濡れ
【番外編】予想外の嬉しい出来事
さあバイクを返そうと思ってジョグジャカルタに戻っていた時に、給油が必要なことに気づく。
借りた際に3メモリやって、返すときも3メモリで返してねって言われ、今は2メモリ。
ということでガソリンスタンドに行きました。
1万IDR(約95円)分だけ入れてくれや。
とお願いしたところ、あまり英語を理解できない店員さんやったんか、数字の部分を給油する値段ではなく量と勘違いしたのか、満タンにされてしまい、2.8万IDR(約266円)かかってしまいました。
差分で晩飯食えるやんけ、、、
まあそう思いながらも、仕方なく受け入れ、バイクを返しに行きました。
するとレンタルバイク屋のスタッフがカタコトの日本語で
「ちょっと待って!満タン!ありがとう!」
と嬉しそうに言ってくれました。
予想外にいい気分になったので、
「This is Japanese style」
と言い残しその場を去りました。
さいごに
いかがでしたか?めちゃくちゃ満足度高かったです。
バリ島とは全然ちゃう。こっちのが圧倒的にオススメ。
世界三大仏教寺院のうちの一つと、最大規模のヒンドゥー寺院がこんなに近くにあるなんて面白いですよね。
ボロブドゥールとプランバナンを繋ぐ直通のバスとかあればええのになぁ。
お読みいただきありがとうございました!次回はジョグジャカルタからジャカルタへの移動です。お楽しみに〜
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