みなさんこんにちは!いのこうです
今回はバングラデシュのダッカでの滞在についてです!
ちなみにバスの運賃回収係との喧嘩や交通事故、5ヶ月間ともに旅をしたサンダルが盗まれてしまうなどトラブルてんこ盛りです!その話も書いてますのでぜひ読んでください!
ダッカの行動記録を通してオススメの観光地やレストランを紹介していきます!
キャッシングやSIMカードについても紹介していきます!
都市国家を除けば世界で一番人口密度が高い国。果たしてどんな感じなのか。
それではいきましょ〜
※1タカ=1.35円で計算してください!(2024年3月11日現在)
ダッカとは
バングラデシュ人民共和国の首都で、ブラマプトラ川支流のブリガンガ川北岸に面しています。17世紀にムガル帝国東ベンガル地方の中心都市となり、1947年のパキスタンの独立とともに東パキスタン州の州都になりました。その後1971年のバングラデシュの独立の際に首都となりました。
ちなみにバングラデシュはシンガポールやモナコなどの都市国家を除けば人口密度が世界一であり、その首都であるダッカは人口密度も交通量ももの凄いことになっており、渋滞や大気汚染が問題となっています。
アライバルビザ取得
さてさて、バングラデシュはダッカに到着しました!
早速アライバルビザを取得します。
なんと、日本人は無料でバングラデシュのアライバルビザを取得できるんです!(最大30日のシングルエントリー)
必要な書類は4種類で、
①出国航空券のコピー
②滞在予定のホテルの予約確認書
③入国カード
④パスポート
です!①と②は紙で用意する必要があるので、印刷は忘れないようにしましょう!③はカウンターの横に大量に置いてます。手続きは5分で終わります。アライバルビザはパスポートにスタンプとして記載されます。
イミグレでたらい回し
アライバルビザを無事に取得できたので、イミグレへ。
こいつらが全然仕事をせず、めちゃくちゃ時間もかかる。4人の待ち列やったのに20分くらい待たされてようやく自分の番になったら、ゾロゾロと職員が集まってきた。
彼らは話し合いをし、5分くらい待たされた後に「まあいいや、行っていいよ」と言われ、通過しようと最後に警備員にパスポートを見せると「ダメだ、中に戻れ」と言われる。「なんで???」と思いながらもイミグレの担当がやってきて必死にアライバルビザを眺めてる。
「なんか不備あったかな?」と思いながら5分くらい待っていると、「一緒に来い」と言われ、アライバルビザのカウンターに再度連れてこられた。担当官がカウンターにパスポートを渡し、しばらく待っているとパスポートが返ってきた。見てみるとアライバルビザに日付が記載されていた。
そう、なんとアライバルビザに日付が記載されてなかっただけなんです。「そんな程度のことでイミグレで待たされたん!?お前らの話し合いなんやってん!アライバルビザに日付なかっただけなんやったらすぐに分かるやろ!」と思いながらも、怒りたい気持ちを堪え、何とかイミグレを通過しました。
イミグレに時間がかかりすぎて、荷物はとっくにレーンの外に置かれていました。
ちなみにオペラグラスが壊れてました。まあ、旅に出てから一回もつこてへんからええんやけど。
キャッシング&SIMカード
荷物を回収したらキャッシングです。イミグレを通過したらATMと両替所がありました。
僕はここで5,000タカ(約6,800円)をキャッシング。手数料は忘れたけど200タカ(約270円)くらいやったと思う。
そしてSIMカードを購入します。SIMカードも4〜5社が並んでいましたが、短期滞在で一番安かったのがここ。7日間で10GB+200分通話で400タカ(約540円)でした。セッティングまでしてくれます。
ダッカは空港でキャッシングもできますし、SIMカードもしっかり買えるので安心です。
ホテルまで歩く
今回ダッカでは空港から2kmほど離れた場所のホテルを予約していました。個室で少し値が張りましたが、理由としてはダッカの安宿は予約サイトに載っておらず、ダッカ市内で歩いて安宿を見つけなければいけないこと。そしてアライバルビザでホテルの予約確認書取得が必要やったってのがあります。
歩いて宿探してもよかったんやけど、なんせ世界一の人口密度の国で前後にリュック背負って暑い中歩きたくなかった。んなわけで空港から2km歩いて宿に向かいます。
早速人と車の多さを実感します。道中では物乞いに何度か遭遇しながらもようやく宿に到着。
綺麗なホテルです。
何度も言うてるけど、魚がおるところに悪い宿はない。
こんな感じの個室で、1泊3,500円くらいでした。シャワーもしっかりホットシャワーでした。助かる〜
今回泊まったのはここです。蚊は多かったけど、オススメです。
晩ご飯
散策は次の日にすると決めていたのでホテルでのんびりした後、晩ご飯を食べに行きました。
ホテルの近くにレストランがあったのでそこでチキンフライドライス(120タカ=160円)を食べました。
ほんまはビーフフライドライスを頼んだんやけど通じてへんかったみたいでチキンがきたわ。美味しかったからヨシ!
店内はクリケットの試合の中継で盛り上がってました。
朝ご飯
ホテルには無料の朝食がついていました。
3泊したので3回ともこのご飯。普通に美味しかったです。
オールドダッカに向かう
そしていよいよ混沌のオールドダッカに向かいます。ホテルの近くのバス停から行けるとホテルのスタッフに聞いたので、とりあえずバス停に行ってみることに。そこで問題が発生。
バスは英語表記も番号もない!まさかのベンガル語しかなく、どのバスに乗れば良いのか分からず。待ってる人に「オールドダッカの方に行きたい」と言っても英語が通じず。
Old Dhaka(オールドダッカ)すら通じず、Googleマップで行きたい場所の写真を見せたらようやく理解してくれて、乗るバスを教えてくれました。
バスでの2つのトラブル
さあバスに乗って料金回収にきたスタッフにお金を渡します。
僕も隣の人も20タカを渡しました。運賃回収係は2人からそれぞれお金を受け取った後に、まずは隣の人にお釣りを返しました。
次に僕の番になると距離的に30タカだと言われ、もう20タカを渡しました。10タカのお釣りが返ってくるはずなので待っていると、
30タカだからあと10タカ寄越しな。
と言われる始末。ここから喧嘩がスタートです。ちなみに向こうはほとんど英語が喋れず、英語とベンガル語で喧嘩しているのでこっから先の会話はニュアンスです。
いやいや、最初に20タカ渡して、その後に20タカ渡したんやからお釣りで10タカくれよ。
はぁ?お前は何を言ってるんだ?お前は20しか渡していないだろ。
え?いやいや最初に渡してお前受け取ったやんか。
最初にお金を渡したのはお前の隣の奴だろ。お前からは20タカしか受け取ってねぇよ。
いやいやいやいやいや、もう既に合計で40タカ渡しとるって!!
はぁ…なんだお前は。お金を払わないつもりか?
運賃回収係は一旦前の方へ戻って行きました。
なんでお前が呆れてるねん!!こっちは40タカ渡したんやから10タカ貰えるべきやろ!!と思い僕の怒りは頂点に。
すぐに言いに行ってやろうと思っていると、隣のイケメンが僕に「君は30タカだからあと10タカ払わないといけないよと」英語で言ってきました。僕が丁寧に事情を説明するとそのイケメンは全てを理解してくれました。すると「俺が説明して10タカ貰ってきてやるよ。」とのこと。えー、優しい。惚れてまう。そして運賃回収係が後ろに戻ってくるのを待っていました。
すると、ドカッ!!大きな衝撃が。
窓から顔を出して前を見てみると、なんと人力車と衝突してる。人力車のタイヤはベッコベコに。
いやいやバングラデシュ面白すぎるやろ。こんなに立て続けにトラブル起こるか?
バスは警察の御用になるようで、降りることに。イケメンが運賃回収係から10タカをもらって僕にくれましたが、全然進んでへんから全額返金でもええやろと思いながらバスを降りました。
次のバスへの乗り換えもイケメンが手助けしてくれました。
イケメンは僕より先に降りたのですが、降りるときに「ダッカは危険だから気をつけてね。何かあったら警察に連絡するんだよ」と言ってくれました。
乗り換えた後のバスはゆっくりゆっくりオールドダッカのほうに向かっていきました。ただ時計を見てみると、もうすでに11時半になっています。バスに乗ったのは9時半でした。
15キロ進むのに2時間もかかっています。さすが世界一の人口密度。スムーズに観光することもできません。
バスが渋滞で全く動かなくなったので、僕はバスを飛び降りてモスクまで歩いて行くことにしました。
モスクでトラブル
バスを降りてダッカで最大のモスクに向かいました。
道中ではバングラデシュの名物とも言える大量の電線を見ることもできました。
街は人で溢れかえっており、とても歩きにくかったです。そんなこんなで最大のモスクに到着しました。
入り口でサンダルを脱いで、モスクの写真を数枚撮った後、次の目的地に向かおうと思い、入り口に戻りました。するとここで事件が!
なんとサンダルがない!!
サンダルを盗まれてしまいました。
イケメンに気をつけろと言われたばかりやのに…。日本を出てから5ヶ月間一緒に旅をしたサンダルなので、仲間のように感じていました。なので、めちゃくちゃショックでした。最後は履きつぶして自分の手で捨ててあげたかったです。サンダルに対して申し訳ない気持ちでいっぱいです。
困っている様子を見て、バングラデシュの男の子4人組が僕に話しかけてくれました。サンダルを盗まれた話をすると、彼らは代わりのサンダルを買いに行くのを手伝ってくれました。彼らのうちの1人が僕にサンダルを貸してくれ、自分は裸足なのに道路を歩いてサンダルを買いに行くのについてきてくれました。
代わりのサンダルを150タカで買い、彼らにお礼を告げて別れました。落ち込んでいる僕に対して、彼らは「ごめんね。バングラデシュ人の中には外国人を狙って盗みを働く奴がいるんだ。どうかバングラデシュのことを嫌いにならないでね。君の旅の安全を祈っているよ」と言ってくれました。
朝からトラブル続きで相当腹が立っていて、気も滅入っていましたが、彼らの言葉に救われました。
ちなみにこの時代わりに買ったサンダルはダメダメでした。めちゃくちゃ歩きにくかったですし、足の裏がとてつもなく汚れました。もちろん1日でお役ごめんです。捨てました。
スターモスク
気を取り直して、スターモスクに向かいました。道中は、バングラデシュ人の多さ、人口密度を体感することになりました。どこの路地を歩いても、とにかく人が多い。
人力車や荷物を運んでいる人も多く、とても歩きにくい場所でした。
今まで1番歩きにくかった場所はハイデラバードですが、ここはそれ以上に歩きにくい。人混みが嫌いな僕にとっては相性が相当悪い場所です。
そんなこんなで30分ほど歩くとスターモスクに到着しました。
モスクの門や装飾の全てが星のマークで作られています。小さい子供たちが僕に興味を示して案内をしてくれました。
おかげで中の写真を撮ることもできました。
ラールバーグ・フォート
次にスターモスクから歩いて10分位のところにあるラールバーグ・フォートに向かいました。ここは喧騒のバングラデシュの中でも比較的落ち着いて静かな場所でした。
かなり広くデートスポットにもなっているようです。入場料は外国人は400タカです。200タカと聞いていたんですが、どうやら値上げしたようです。
正直見所があったかどうかと言われれば見所はありませんでした。インドやネパールの建築物と比べここはあんまりといった印象です。写真を何枚か載せておきます。
メトロ
ラールバーグ・フォートから歩いてダッカ大学のメトロ駅まで向かいました。
ホテルに帰るために、まずはここからダッカ駅の近くにあるMotijheer駅まで向かいました。
余談ですがやっぱベンガル文字ってヒンディー語のデーヴァナーガリー文字に似てますね。
このメトロは、JICAの協力で作られているためとても綺麗でした。2駅乗って20タカでした。
やはり海外は公共交通機関の運賃が安いですね。日本の高さはびっくりします。
ダッカ駅からの鉄道
Motijheer駅に着きました。
改札を出るにもかなり並ぶ。人が多すぎるよ。
そしてこの駅から20分ほど歩き、ようやくダッカ駅に着きました。カウンターで空港行きのチケットを買いました。50タカでした。約65円くらいですね。
ちなみに切符のチェックがなかったんで、普通に無賃乗車できそう。(あかんよ)
ここからの鉄道はさっきのメトロのように綺麗ではなく古い鉄道でした。30分ぐらい走ったら空港に着きました。ここからは再び歩いてホテルに向かいました。あぁ疲れた。
晩ご飯
バスでの2つのトラブルやサンダルが盗まれたトラブル、そして代わりのサンダルがダメダメやったせいで完全に疲れ切っていた僕は少し値段が高いですが、ホテルで晩御飯を食べました。
食べたのはビーフビリヤニです。インドでは何回もビリヤニを食べていますが、基本的にビーフを食べる事は無いので、不思議な体験でした。大好きなビリヤニに大好きなビーフが入っている。それだけでも大満足です。
味も申し分なくおいしかったです。値段は400タカでした。
昼ご飯
次の日は散策に出かけようと思っていたのですが、前日かなり疲れてしまったためホテルでゆっくり休むことにしました。
お昼ご飯は近くにあるBFCと言うレストランに行きました。KFCのパクリみたいですね。
味はしっかりおいしかったです。値段もそこまで高くない。400タカ〜600タカのレンジで食べることができますよ。大体600円前後でセットは食える。安くは無いけど、高くもないですね。
ここがバングラデシュということを考えたら高いですが。
晩ご飯
晩御飯はあまりきちんとしたものを食べませんでした。
小腹が空いていた程度だったので、宿の近くでスナックとマンゴージュースを買って部屋で食べました。これで100円前後かなぁ。
コルカタに移動
トラブルが続き、あまりの混沌さに疲れてしまったバングラデシュを離れ、再度インドに戻ります。まずはコルカタです。
ちなみにダッカの空港のラウンジは素晴らしかったです。きれいやしWi-Fiも早いし、ご飯がめちゃくちゃおいしかったです。ラウンジのご飯に関してはアジアの中でも随一の美味しさでした。
バングラデシュの街並み
最後にバングラデシュの街並みの写真をいくつか載せておきます。
上で載せたのと被ってる写真もありますが、人の多さがわかると思います。
ちなみになんとこれは中華料理屋です。
さいごに
以上がバングラデシュでの滞在記録です。
3つもトラブルがあった上に人混みが嫌いなのでかなり疲れてしまいましたが、良い経験ができたと思います。
英語も通じず英語表記もないため、かなり難易度が高いですが、日本人はアライバルビザが無料ですし、1度は行ってみると良いでしょう。
次回からはまたインド編です!お楽しみに〜
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