みなさんこんにちは!いのこうです
今回は「いのこうの世界一周ダイアリー」の完結編です。とうとう旅が終わりました。
といっても、旅が終わったのは2025年4月20日なので、実は既に帰国してから半年以上が経過しています。まあ世界一周の旅は終わりましたが、今またエジプトにいるんで、未だに自由に生きてます。
今回は旅の振り返りがテーマです。旅の総括だったり、感じたことや学んだことだったりを書いていけたらと思います。旅にかかった金額も公開しちゃってます。多くの旅人が有料noteで公開していますが、いのこうさんは太っ腹。無料で公開しちゃいます。
旅のその後についても少しだけ触れています。世界一周をした後の就職に関してはまだ書くことはありませんが、どのように生きているのかを書いていきます。
それではいきましょ〜
旅の総括
まずは早速総括から入ります。先にここを読みたい人が多いと思うので。
細かいことはこの後で書いていきますね。

2023年10月7日から始まった、560日間の世界一周の旅を終え、2025年4月20日に帰国しました。
まずはお礼を言わせてください。
ここまで暖かく見守ってくださり、そして応援してくださりありがとうございました!
日本に無事に帰ってくることができてホッとしています。
1年半で15kgほど痩せましたが、健康的に痩せたので元気です。
それとブログを途切らせずに更新し続けられたことも嬉しく思います。

自分探しとかではない、ただの自己満足の旅。
本来は学生時代にやりたかったこの旅。けどコロナのせいで留学もこの旅も実現することができず、惰性で就職。
それでも諦めきれず経ったの1年半で会社を辞めて旅に出た。

色んな景色を見て、色んなものを食べて、色んな人と出会った。
ダイビングという最高の趣味に出会うこともできた。
旅に出る前は不安もあったけど、旅に出てよかったと、今ははっきりと言うことができる。
もちろん、今は無職で不安定やけど、後悔はない。
将来の選択肢は間違いなく広がったし、自分の人生を色濃く彩る1年半を過ごすことができた。
一度も帰国せずにやりきった事も自信につながった。
心配性は今でも変わらんし、相変わらず計画的な人間やけど、少し変われた気がする。ハプニングやトラブルを楽しめるようになった。
他にも色々と成長したり変わったりした部分はあるんやろうけど、今思いつくのはこれくらい。
旅中に出会った全ての人と両親に感謝です。

もちろん旅の間は楽しいことだけやなくて、辛いことも多かった。けど、それも全部自分にとってはかけがえのない財産になった。
タイとブルネイでぼったくられたり、
インドで牛糞水風船投げられたり、
インドで39度の高熱が出たり、
インドで洗濯物に落書きされたり、
ジョージアでタクシードライバーと大喧嘩したり、
ギリシャで熱中症になったり、
ロシアのイミグレで麻薬探知犬にバックパック噛まれたり、
イタリアでペッドボトル投げられたり、
ヨルダンで美人局に引っかかったり、
エジプトの空港で職員と2回揉めたり、
ルワンダからタンザニアへの国境越えで37時間のバスに乗ったり、
メキシコの空港で腕時計失くしたり、
ガラパゴスに向かう時にGoPro盗まれたり、
色々大変なことはあったけど、全部がええ思い出やし、笑い話になった。

そして、色んな国を周る中でもっと知識をつけたいとも思った。とりあえず世界史をもう一回勉強しようと思う。それとそれぞれの宗教についても。
まだまだ知識も経験も不足してる。これから更に精進していく。
あとは行き残した国も多いから、リベンジしたい。イランとかイスラエルとか中米とかね。

ちなみに帰国してからは万博でのバイトや富士山の山小屋でのバイトでお金を稼ぎ、9月末からダハブに滞在しています。目的はダイマスのライセンスを取るためです。将来どうするかはまだ決めきれていませんが、選択肢の一つとしてオーストラリアでダイビングインストラクターとしてワーホリできたらいいなと思っているので、その下準備です。
世界一周の旅は終わってしまったけれど、これからもいのこうの旅は続いていくので、引き続き応援よろしくお願いします!
1年半の世界一周を終えて
ここからは少し細かく振り返っていきます。
5月末に開催した講演会のスライドを元に書いていきます。
自己紹介
まずは改めて自己紹介から始めましょう。
初めて僕のブログを読むという人がいるかもしれませんからね。

まあざっとこんな感じのプロフィールです。
好きな馬はキタサンブラックとスワーヴリチャードです。
プロ野球はカープファンです。
Perfumeがコールドスリープしてしまうのが残念ですが、最後に東京ドームのライブに行けてよかったです。
なぜ旅に出たのか
自己紹介も終えたところで、そもそもなぜ旅に出たのかという部分を話していきましょう。
悩み
まずは悩みの部分から。2020年に始まったコロナ禍を境に、僕の中には常に悩みがありました。

僕が該当する22卒の世代って、超不運なんですよね。
上の代と下の代は留学に行けとったのに、僕らの代は行けず。
留学も世界一周もできんくなって、しかも先の見えんコロナ禍。絶望しかなかったです。
決断
結果まあ上京してありがたく大手の企業に勤めさせてもらってたんですが、、、

っていう感じで旅に出る決意が固まりました。
寒い冬空の下でタバコを吸ってる時にふと思ったんです。自分でもよくわかりません。
まあ3年付き合った彼女と別れた直後やったのも1つの原因かも。言い方はアレやけど、足枷がなくなったって感じです。
旅前によく聞かれたこと
旅に出るにあたって、よく聞かれたことが以下の3つ。

僕の世界一周って自分探しとかテーマを持っていたとかそういうのではなくて、ただ単に旅がしたかったっていうだけなんですよね。
それと、日々目まぐるしく世界情勢が変わっている中で行けるうちに行っとかんとっていう思いもありました。自分の体力があるうちにね。
不安ももちろんありました。何しろ僕はもともと心配性ですからね。何事も傾向を掴んで対策を練ってから挑むタイプです。
旅路
次にどういった順番で世界を巡ったかをざっくり解説。

僕は日本から最初は東南アジアに飛び、西回りで世界一周をしました。
こう見ると南極以外は割と網羅してますね。
強いて言えば中米に行けてないです。
各地域の周った国を書いていくと
《東南アジア》
シンガポール→タイ→ラオス→ベトナム→ブルネイ→マレーシア→インドネシア→カンボジア→タイ
《南アジア》
インド→オマーン→インド→ネパール→バングラデシュ→インド
《中央アジア&コーカサス》
カザフスタン→キルギス→ウズベキスタン→タジキスタン→アゼルバイジャン→ジョージア→アルメニア
《バルカン半島》
ブルガリア→セルビア→ボスニア・ヘルツェゴビナ→クロアチア→モンテネグロ→コソボ→北マケドニア→アルバニア→ギリシャ
《ヨーロッパ&ロシア》
ハンガリー→スロベニア→オーストリア→スロバキア→チェコ→ポーランド→ロシア(カリーニングラード)→リトアニア→ラトビア→エストニア→フィンランド→スウェーデン→ノルウェー→デンマーク→ドイツ→オランダ→ベルギー→ルクセンブルク→スイス&リヒテンシュタイン→イタリア&バチカン市国&サンマリノ
《中東》
ヨルダン→エジプト
《アフリカ縦断》
ケニア→ウガンダ→ルワンダ→タンザニア→マラウイ→ザンビア&ジンバブエ→ボツワナ→ナミビア→南アフリカ
《ヨーロッパ第2弾》
イギリス→モロッコ→スペイン&ジブラルタル→フランス→ポルトガル
《メキシコ&南米》
メキシコ→エクアドル(ガラパゴス諸島)→ペルー→ボリビア→チリ→アルゼンチン
《北米》
アメリカ合衆国→カナダ
《オーストラリア&フィリピン》
オーストラリア&フィリピン(セブ島)
といった感じです。

合計では80ヵ国を周りました。インドに出入りし過ぎやな笑笑
バックパッカーの実情
ここからはバックパッカーの実情について書いてみましょうか。コロナ明けのバックパッカーはこんな感じで旅をしていたんだということが伝われば幸いです。

移動は基本的にバスや鉄道での陸路移動で、安いときや大陸越えの時だけは飛行機を使っていました。あとは島国に行く時ですね。
宿は基本は4〜12人部屋のドミトリーに泊まっていて、東南アジアなんかでは最安で1泊200円やったこともあります。逆にスイスでは9,000円しました。

ご飯は物価が安い国では基本的に外食で済まし、物価が高い国では自炊をしていました。
ヨーロッパなんかでは基本的に1食だけは名物を食べて、他は全て自炊という風にしていました。それと、ヨーロッパでは外食の中ではマクドが最安なのでマクドに行くこともしばしば。
洗濯は毎日手洗いでしており、ベッドや屋上などで干していました。ドミトリーの自分のベッドで洗濯物を干せるので、洗濯紐を持っていくのがおすすめです。

風呂に関しては基本的に湯船はないのでシャワーです。インドやアフリカなどでは水シャワーが基本でした。水が出るだけありがたいです。インドで疲れが溜まったり移動が重なったりで5日間シャワーを浴びなかったこともあります。
散髪は約2ヶ月に1回ローカルの店で行ってました。最安はカンボジアの300円でした。

中でもやっぱり移動が一番キツかったですね。
ルワンダからタンザニアに行く時には37時間もバスに乗っていました。お金があるなら飛行機一択です。
旅で得た様々な出会い
一番大事とも言える、旅で得た様々な出会いをジャンル別に紹介していきます。
数々の絶景との出会い
1つ目は数々の絶景との出会いです。

文化遺産に関しては憧れの場所がとにかく多かったです。タージ・マハルにピラミッド、ペトラ遺跡やマチュピチュなど昔からずっとテレビや教科書、もしくは映画で観ていたものが目の前に現れた時の感動は計り知れないものでした。
特にパルテノン神殿に関しては幼少期の頃から神話が大好きやった僕からしたら夢の場所やったんで、泣きそうになったのを今でも覚えています。

次に大自然です。ナミブ砂漠やウユニ塩湖、世界中の砂漠での星空や世界三大瀑布など自然が織りなす光景に圧倒されました。
さらにはアフリカでは3回もサファリに行き、野生の動物たちの暮らしをこの目で見ることができました。

そして世界中で美しい街並みにも出会いました。やはりヨーロッパが多いですが、フィレンツェやチェスキークルムロフ、コペンハーゲン、コトル、ブダペスト、ベルンといった一度はテレビで見たことのある美しい街並みを直接目で見ることができて満足です。
ヨーロッパ以外ではモロッコのシャウエンやインドのジョードプルがお気に入りでした。
世界中のグルメとの出会い
世界中のグルメとの出会いも大切なトピックです。

「世界を周ってどこの国の料理が美味しかった?」とよく聞かれるんですが、僕がいつも答えているのが「インド、ウズベキスタン、チェコ、イタリア、スペイン、ペルー、ボリビア」の7ヶ国ですね。
インドのビリヤニやウズベキスタンのプロフなんかはあの濃い味が忘れられませんし、フィレンツェで食べたピッツァは世界一美味いピッツァやと思います。プラハの牛肉カルパッチョも感動モノ。スペインはもちろんパエリアがヤバいです。ペルーとボリビアはコスパが最強。メルカドで食べる飯が安くて美味い。リャマ肉も最高です。
多くの旅人との出会い
そして何より大切なのが多くの旅人との出会いです。

XやInstagramで元々繋がっていた人や、旅先でたまたま出会った人との交流はかけがえのない思い出になりました。
特にナミビアロードトリップとマチュピチュ探訪、レインボーマウンテンの登山とウユニ塩湖あたりは最高の思い出になりました。
アフリカ縦断を共にし、その後セブやモルディブにも行き、現在はダハブで一緒に暮らしながらダイマスのトレーニングをしているレラとの出会いも世界一周をしなければありませんでした。
ちなみに宿や出かけた先で「いのこうさんですか?」と声をかけられることもしばしば。
奇妙な経験との出会い
奇妙な経験との出会いもありました。

インドでホーリー祭りに参加したのも楽しかったです。マサイ族に根性焼きをしてもらったり、ケニアで石を食べたり、ペルーでクイというネズミの丸焼きを食べたり…。
あとはナミビアでシマウマやキリンの肉も食べましたね。シマウマ美味しかったです。俺がライオンなら確実にシマウマを狙います。
ダイビングとの出会い
ダイビングとの出会いも非常に大切でした。

ダハブでライセンスを取ったんですが、最初は「趣味がダイビングって言えたらかっこいいよな〜」くらいに思ってたんですが、気づけば大ハマり。
結局ダハブでライセンスを取得した後はザンジバル、マラウイ湖、ケープタウン、モロッコ、メキシコ、ガラパゴス諸島、グレートバリアリーフ、セブ島、モルディブで潜りました。
そして現在はダハブに帰ってきてダイマスのトレーニングをしている最中です。一生物の趣味に出会うことができました。
かかった費用
ちなみにネット上で公開するのは初めてなんですが、かかった費用を出血大サービスで公開します。

総額なんと513万円です。全て貯金を切り崩して旅をしました。ちなみにこの金額は一般的なバックパッカーと比べると多い方やと思います。
理由としては2つ。1つ目がダイビングに60万円ほど使ったということ。2つ目は僕が他の旅人比べると観光地や博物館の入場回数が多いということです。
悩む理由がお金なら買うor食べるor入場するの精神なので、これも一つの理由としてお金がかかってしまったかもしれません。
起きたトラブル
旅中は楽しいことだけではなく、トラブルもありました。

最初の方は落ち込んでしまって、それが長引くこともありましたが、最後の方はトラブルが起きてもすぐにメンタルは回復するようになりました。
インドで洗濯もに落書きされた時は俺なぜかXで炎上したんですよね。「インドに行くな」とか「お前はインドに向いていない」とか色々言われたんですが、俺ヒンディー語話せるんやぞ?って思ったのでノーダメージでした。
GoProを盗まれた時は皆さんの支援のおかげで新しいGoProを買うことができたので、皆さんに感謝しています。
旅に出て得たものと変わったこと
次に旅に出て得たものと変わったことです。

まあ一番大事やった達成感と自己満足というのは得られました。今回の世界一周、行き残した場所はありますが基本的に悔いはなく、思うようにやりきったと思います。
トラブルへの対応力やどんな場所でも瞬時に適応できる力なんかも身につきましたね。先ほども言ったようにダイビングという最高の趣味も見つけられました。
総括
総括としては、不安や困難はあったけど、やってよかったということに尽きます。

もちろん旅が終わった今も不安定ですし、今後どう生きていくのか悩むこともありますが、後悔はありません。
悩んでいる人へ
旅に出たいけど悩んでいるという人へのメッセージ。

仕事を辞めるのが怖いとか、治安が不安とか、そんなん考える前に行動を起こせと伝えたいです。一度始めてしまえばどうにでもなります。一度しかない人生を無駄にダラダラ生きるよりは、ワクワクする方に進んで行ったほうが良くないですか???

世界は思っている以上に広いです。見ずに終えるほど勿体無いことはありません。
今後やりたいこと
今後いのこうがやりたいことを紹介しておきます。

まず1つ目はもっと色んな国に行きたいということ。イランやイスラエル、ウクライナなど情勢不安が原因で行けなかった国が多数あるので、いつかリベンジしたいです。それとブラジルや中米、南極など予算的に諦めた国がいくつかあるので、そこも必ず行きたいですね。
2つ目が世界中の海で潜りたいということ。そこそこの数の国で潜ってきましたが、まだまだ足りません。満足してません。まだワーホリに行ける年齢なので、オーストラリアでインストラクターとして働きたいなとも考えてます。そのために今はダハブでダイマスのトレーニングをしています。
最後は死ぬまで旅人でいたいということ。今回の旅を通じてより一層旅が好きになりました。ダハブでのトレーニングが終わった後、ワーホリに行くのか、それとも日本で再就職するのか、はたまた別のルートを歩むのか。まだ決めていませんし、どのような形でこれを実現できるかはわかりませんが、これからも旅をし続けていけたらいいなと思っています。
現在はダハブにいます
現在はダハブにてダイマスのトレーニングをしています。

12月末までスキューバゾーンダハブにいるので、ダハブでダイビングをしたい人、ライセンスを安く取りたい人、いのこうに会いたい人はお待ちしてます!
さいごに
ここまで読んでいただきありがとうございました。旅中にXやInstagramでいただいた数々の応援コメントは死ぬまで大切にしたいと思っています。

このブログを読んで初めていのこうを知ったよという方がいらっしゃれば、もしよければXやInstagramの方をフォローしていただけると幸いです。

今後も世界中の景色を見て、そして届けていきます。ぜひ支援をいただければ幸いです。PayPayもしくは下記のOFUSEのボタンから支援をいただけると励みになります。

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