【アヨーディヤ】話題のラームマンディルに行ってきた!人の波で押し潰されそうに…!

アヨーディヤアイキャッチ画像 インド

みなさんこんにちは!いのこうです

今回は『ラーマーヤナ』の英雄ラーマの故郷とされる、ヒンドゥー教の聖地アヨーディヤの観光記録です!
もちろんインドで話題の新しくできたラームマンディルにも行ってきました!!
アヨーディヤでオススメの観光地を紹介していきますね!

おそらく新ラーマ寺院に訪れた日本人旅行者は僕が初やと思います。

それではいきましょ〜

※1ルピー=約1.82円で計算してください!(2024年3月20日時点)

アヨーディヤ(アヨーディヤー/अयोध्या)はインドの古都であり、ウッタル・プラデーシュ州北部のファイザーバード県に位置しています。アヨーディヤの名は「難攻不落の都城」を意味しており、古代コーサラ国の初期の首都とされています。

ラーマ寺院inジャイサルメール
ジャイサルメールの寺院のラーマ

そして叙事詩『ラーマーヤナ』の主人公ラーマ王子の故郷としても知られており、ヒンドゥー教の聖地となっています。ここはインドの宗教問題に深く関わっている場所です。
1992年12月6日にバーブリー・マスジドというモスクで、ヒンドゥー教強硬派に扇動された暴徒がバーブリー・マスジドを破壊するという事件が起こりました。この後、インド各地でヒンドゥー教徒とムスリムの間で宗派間暴動が頻発し、ムスリムを中心に2,000人が死亡する事態に発展してしまいました。そんな中、2019年に最高裁は跡地をヒンドゥー教徒側に引き渡し、ムスリムには代替の土地を割り当てるという判決を下しました。

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モディ首相

結果、この場所にはヒンドゥー教寺院のラーマ寺院が建てられました。

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お祝いムード

2024年1月22日には全国的な厳戒態勢が敷かれる中で落成式を挙行。インド全体がお祝いムードになり、街中はオレンジの旗や看板で埋め尽くされました
落成式には約8,000人が招かれ、首相のナレンドラ・モディや多くの映画スターも出席しました。
タイのアユタヤやインドネシアのジョグジャカルタも、アヨーディヤを名前の由来としています。

アヨーディヤの問題についてはこの記事が詳しく説明しています。

今回僕がこの土地に訪れたのはもちろん上述した新しいラーマ寺院に来るためです。僕は大学で『ラーマーヤナ』の研究をしていたので、必ずこの場所に来たいと思っていました。『ラーマーヤナ』は簡潔に言えばマリオみたいな話です。

ラージドゥワールマンディル
ラーマと記念撮影

ヒンドゥー教の三大神のうちの1人ヴィシュヌ神の化身である英雄ラーマが、羅刹王ラーヴァナによって誘拐された姫シーターを助けにいく物語です。

ハヌマーンinナーシク
ハヌマーン

ラーマの仲間には有名な猿神ハヌマーンがいます。

エローラ
ラーヴァナ

羅刹王ラーヴァナの根城ランカー島が今のスリランカとされています。
気になったら読んでみてください。結構面白いですよ。図書館にも日本語訳の本があるのでぜひ読んでみてください。
『ラーマーヤナ』関係の場所はナーシクティルヴァナンタプラムハンピアウランガーバード等でも訪れましたね。リンクつけてるので、過去の記事もぜひ読んでみてください。

アヨーディヤに到着しました。
ちなみにこの日は3月16日で僕の誕生日でした。誕生日に念願の場所に来れて嬉しい
さあ宿に移動しようとしましたが、ここはUberが全然つかまらん。泊まる予定の宿の近くに目印になりそうな場所がなく、駅前でリキシャと必死に交渉して、150ルピーで行くことになりました。もう少し安くしたかったけど仕方ない…

アヨーディヤ駅
アヨーディヤ駅

宿の近くまできましたがGoogleマップに載ってる場所にも予約サイトに載ってる地図にもホステルが見つからん。近くにあった病院の人に助けを求め、宿に電話をかけてもらいようやく宿を発見することができました。

宿にチェックイン。

泊まったのはここ。

アヨーディヤはラーマ寺院に訪れる人が既に予約しているためか予約サイトに載っている宿が少なく、コスパの良さそうな宿はここくらいしかありませんでした。
まあまあ居心地のいい宿でした。チャイを振る舞ってくれましたが後でお金を請求されました。注文してへんねんけどな笑笑

晩ご飯は周りにあまり店がなく適当に歩いた屋台でベジロールを食べました。

ベジロールinバラナシ
ベジロール

15ルピーでした。ビリヤニも食べたかったけどもう終わってたみたい。残念や。

朝起きてラーマ寺院に向かいました。宿の近くでシェアリキシャを捕まえて行きました、かかったお金は100ルピー

ラームマンディル
鬼の混雑

近くで下ろされて人についていくとラーマ寺院の入り口付近に到着。めちゃくちゃ人が多い。並んでみましょう。
ラーマ寺院は予約不要で入場料も無料です。とにかく人が多い。

ラームマンディル
入り口付近

入り口付近ではみんながजय श्री राम(ラーマに栄光あれ)と叫んでいます。インドでよく見かけるオレンジの側にも同じ文言が書かれています。

ラームマンディル
列の概念は無い

まずは靴を預けました。荷物の持ち込みも一切禁止なので、その後ロッカーに荷物を預けるために列に並びますが、それすら一苦労。インド人は列の概念がなく、割り込みは当たり前。後ろから押すのも当たり前。めちゃくちゃしんどいです。30分くらい並びようやく荷物を預けました。

その後は寺院の方へ向かいましたが、ここもやばすぎる人混み。もうこの時点で携帯は手元にないので写真はありません。マジで地獄でした。1時間くらいかな、めちゃくちゃな人混みに揉まれながらラーマ寺院を見学。
落成式を行ったのにも関わらず、全然完成してませんでした。ラーマ寺院の他にも猿神ハヌマーンや鳥王ジャターユの祠堂も作られる予定ですがラーマ寺院の外観すらいまだに工事中。
次の選挙に向けて焦って落成式をやったんやろうなという印象です。まあ中は豪華で綺麗でしたが。

めっちゃ疲れた。

プラサードinラームマンディル
プラサード

出る時にはプラサードをもらいました。神様に供える食べ物です。

次に向かったのはダシャラタマハル。

ダシャラタマハル
ゲート

ここも門は工事中。

ダシャラタマハル
入り口
ダシャラタマハル
マハル

ダシャラタは英雄ラーマのお父さんです。

ダシャラタマハル
内装

ラーマーヤナ関係の絵が飾られています。

ダシャラタマハル
なんか唱えてた

それとマントラを読み上げる人もいました。

ダシャラタマハル
内部

中はまあまあ豪華で見応えがありました。

ダシャラタマハル
境内のハヌマーン寺院

ハヌマーン寺院もある。

次に向かったのはハヌマーンガリー寺院です。

ハヌマーンガリー寺院
人混みが苦しすぎる

ここの方がラーマ寺院より疲れました。人が多すぎる。

ハヌマーンガリー寺院
キツすぎる

そして照りつける太陽のせいで灼熱です。灼熱人混み地獄。警察が列を管理していて、区切り区切りで止められ、一定人数が前に進めるのですが、進めるとなったらもうみんなが我先にと前を押して進みます。

ハヌマーンガリー寺院
階段では押されまくり

階段なんかは地獄でした。ほんまキツかった。

ハヌマーンガリー寺院
やっとこさ寺院
ハヌマーンガリー寺院
綺麗や
ハヌマーンガリー寺院
内部

中はこんな感じでしたが、あまりちゃんと見れず。

出口には物乞いがたくさん。ちなみに並んでる間は裸足やったんですが、後ろの人の足の爪が刺さって皮が捲れて出血もしました。

続いて歩いてナヤーガートに向かいました。

ナヤーガート
ナヤーガート
ナヤーガート
沐浴場がずらり

沐浴をしてる人が多い。

ナヤーガート
沐浴してる人が多い

ここは他の場所と比べてまだ観光しやすかったです。

ナヤーガート
ハヌマーンと猿

ハヌマーン像もありました。
この後は6km歩いて宿まで帰りました。まともにご飯も食べてへんしフラフラです。

宿付近に到着。何も食べてないので腹はぺこぺこ。

ベジパニールフライドライス
ベジパニールフライドライス

その辺にあったテキトーな店で夕食にベジパニールフライドライスを食べました。110ルピーでした。

ベジロールinアヨーディヤ
ベジロール

夜食にはハーフベジロール。たったの10ルピーです。

ちなみに人混みに揉まれたせいでめっちゃ服が汚れた。

汚れまくった服inアヨーディヤ
汚れまくった服

汗、土埃、触られまくった汚れ、色粉などインドの全ての汚れが服についた感じ。

移動まで時間があったので、宿で時間を潰しました。

宿inアヨーディヤ
ベジサンドイッチ

宿で昼ご飯も。

宿でダラダラしてたらなんかしんどい。喉も痛いし。
熱を測ってみたら…

体温計
37.6度

微熱ある…

クーラーで喉やられたかなぁという感じ。

死んでる顔
顔が死んでる

とりあえず時間が来たので駅まで移動。顔は死にかけ。

アヨーディヤ駅
電車が来た

こんな時に限って電車は3時間遅れでした。電車に乗ると優しい家族が上段を譲ってくれ、寝ることができました。
しかしまだしんどいので熱を測ってみると…

体温計
39度

39度!?!?
これはまずい…
一体どうなるんや〜

今回は『ラーマーヤナ』の聖地アヨーディヤに行ってきました。

話題のラームマンディルは人が多すぎて疲れました。ちゃんと完成して人の波が落ち着いたらもう一度行ってみたいですね。

発熱してしまったいのこうはラクナウでどう過ごしたのか、次回をお楽しみに〜

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