みなさんこんにちは!いのこうです
今回はコソボ共和国の首都プリシュティナでの滞在記録です!2008年に独立宣言をしたばかりのコソボ共和国。そんな国の首都は一体どんな感じやったのか。
オススメの観光地やレストランも含めて紹介していきます!郊外にある世界遺産のグラチャニツァ修道院への行き方も紹介しているので、必見です!!
それではいきましょ〜
※1€=約170円(2024年5月時点)
プリシュティナとは
2008年にセルビアからの独立宣言をしたばかりのヨーロッパの小国、コソボ共和国は7つの郡に分けられています。プリシュティナはそのうちの1つでコソボの首都に当たります。コソボはなんと人口の75%が30代以下と若者国家で、街を見渡してもその様子が分かります。
今日はその若者国家の首都としてエネルギー溢れるプリシュティナを紹介します。
到着&チェックイン
バスは1時間巻いてプリシュティナのバスターミナルに到着しました。
今までピッタシか1時間以内の遅れが続いていたので、まさか早めに到着するとは。
ここから2kmちょっと歩いて宿まで向かいました。道中は街並みを見ながら歩いていたので早く着いた感触です。
今回泊まったのはここ。
市内中心部で立地も良く、キッチンもある。シャワーはこじんまりしとったけど部屋は綺麗やし、1泊7€(約1,190円)とかいう超親切価格です。
散策1日目
宿に荷物を置き少し休んだところで早速散策に出かけます。
マザーテレサ通り
プリシュティナ市内中心にある、歩行者天国となってる通りです。
コソボといえば紛争のイメージもありますが、ここは平和そのもの。
コソボに関係する著名人の銅像もあちこちにあります。
もちろんマザーテレサの銅像も。
アルバニアの軍用車?的なやつもあった。
なぜか三角柱のビル。ラジオ局らしい。
夕方にはコンサートもしていました。
救世主キリスト大聖堂
ここはマザーテレサ通りのすぐそばにあるセルビア正教の教会で、1995年に建設が開始されました。
しかし、その後起こったコソボ紛争の影響で建設が中断、現在も未完成となっています。
これ、建設進める気ないやろ。多分。
廃墟感がすごいもん。
国立図書館
1982年に建設されたもので、形が面白いこの図書館。
隣にある救世主キリスト大聖堂やマザーテレサ通りとのギャップも面白い。
とにかくデザインが面白いです。
中はこんな感じでした。
マザーテレサ大聖堂
この教会はマザーテレサに捧げられた大聖堂です。
マザーテレサ通りの南端にあり、目を惹きます。マザーテレサは、現在のマケドニア共和国のスコピエに位置する場所で、カトリックの家庭に生まれました。
イスラム教徒だった当時の大統領はが2007年に大聖堂建築を許可。未完成ながらも、2010年8月26日、マザーテレサ生誕100年の日に献堂されたそう。
現在は完成しており、中は美しかったです。
特にステンドグラスが素敵でした。マザーテレサモチーフのものもあります。
ビル・クリントン元米国大統領の銅像
街中に突如現れる元アメリカ大統領ビル・クリントンの銅像。
なぜこれがあるかというと、クリントン元米国大統領は実はコソボ独立の立役者やからです。
実際、街中にはあちこちに星条旗があります。
ニューボーンモニュメント
これは2008年にセルビアから独立した際に記念として建てられたもので、独立宣言日の10日前にいきなり計画されて急ピッチで作ったらしい。
人気の撮影スポットになってます。
落書きがたくさん書かれていますが、これは公認の落書き。ですが独立記念のモニュメントやのに結構卑猥な言葉も書かれています。
Youth and Sports Center
ここはかつて複合施設として栄えた施設らしい。
ニューボーンモニュメントのすぐ後ろにありますが、現在は使われておらず廃墟になっているそうです。
【オススメ】晩ご飯はコソボ名物を堪能
晩ご飯はコソボ在住のフォロワーさんから教えていただいたお店へ。
外観はこんな感じ。
まずはビールで優勝。pejaというコソボのビールです。なかなか美味い。
そして注文したのはチャフテというバルカン半島でよく食べられているらしいミニハンバーグ。5個入りで3.5€(約595円)。カイマックというヨーグルトソースをつけると+1€になります。ヨーロッパにしてはリーズナブル。これがめちゃくちゃ美味しかったんですよ。大満足です!
散策2日目
この日は少し外れにある世界遺産の修道院メインに散策をしました。
【必見】グラチャニツァ修道院
コソボには教会や修道院がいくつかあり、「コソボの中世建造物群」として世界遺産に登録されています。コソボは世界遺産条約に批准してへんから、セルビアの世界遺産として登録されてるんやけどね。
そこで今回はプリシュティナ郊外にあるグラチャニツァ修道院に行くためにバスターミナルに来ました。
4番の乗り場からジラン行きのバスに乗り、途中下車します。バスは20分に1回のペースで出ているので、時間は気にせずで大丈夫。
料金は0.8€(約136円)です。料金は乗車してから運賃回収係に行き先を告げて渡します。この時、行き先は「グラチャニツァ」と言いましょう。決して「教会」とか「モナストリー」とは言わないでください。グラチャニツァはコソボと敵対しているセルビア正教会の建物なので、過去にそれで乗車拒否された人がいるようです。
たったの20分ほどでグラチャニツァに着きました。ここはアルバニア人が大半を占めるコソボの中でも特殊で、セルビア人がたくさん住んでいる場所です。なので看板等もセルビア語が多い。
セルビアの国旗もあちこちにあります。
降りてから5分ほど歩いたら修道院があります。入場料は無料ですが撮影は禁止。短パンでは入れないので暑くても長ズボンを履いていきましょう。サンダルもあかん。
中はめちゃくちゃ綺麗でした。フレスコ画が描かれていて、飽きません。ただ、コソボという国の状況もあり、壁画の保存状態が懸念されて危機遺産にも登録されています。
ちなみに周りを囲ってる壁の上には有刺鉄線があって少し物騒です。
これは教会から少し南に行ったとこにあるモニュメント。多分やけど「I♡グラチャニツァ」って書いてるよな。セルビアの国旗が堂々とあるね。
帰りは行きに着いたとこから北に50mほど行ったところからバスに乗る。目印は薬局。もしくはツアリストインフォメーションセンター。手を挙げてアピールしないとバスは停まってくれません。僕はそれで2本もバスを逃しました。帰りはなぜか0.7€と少し安くなりました。
あとここからはベオグラード行きのミニバンも出てるみたい。コソボからセルビアに抜けるルート、あるんやね。
そういえば、グラチャニツァでバスを待ってる間、若者5人組が通りすがりに「こんにちは」と挨拶してきてびっくり。
実はプリシュティナのバスターミナルに向かって歩いてる時に小学校低学年くらいのガキ2人が「Do you speak English?」って聞いてきたので「Yes」って答えたら、「Shut up, fucker」って言ってきてめちゃくちゃ腹たってたんですよね。なので「こんにちは」と言われて少し気持ちが安らぎました。俺のこと日本人ってわかるんやね。
「チンチョン」とか「ニーハオ」って言われんでよかった。ちなみにグラチャニツァの滞在時間は30分ほどでした。
昼ご飯
昼ご飯はバーガーキングが3€のセットを売ってたからやって来ました。
まあ、美味いわなそりゃ。
モスク
続いて2つのモスクへ。
まずは一つ目。
こちらが二つ目。
どっちも中に入れる雰囲気と中に入る勇気がなかった。
晩ご飯
晩ご飯は自炊。
まあまあ美味かった。隣にビールが見えるのは気のせいです。
街並み
最後に街並みを載せておきます。
前までモンテネグロの首都である「欧州一醜い街」ポドゴリツァにいたので、反動のせいかやたらと綺麗に感じました。
ポドゴリツァは一国の首都やのに橿原市とか大和郡山市の方が栄えてたけど、プリシュティナは西宮よりちょっと下くらいの栄え方やわ。
スコピエに移動
滞在を終えて北マケドニアの首都スコピエに移動します。
バスターミナルまで重い荷物を持って歩くのはいいんですが、人からジロジロ見られるのだけはいつまで経っても慣れません。
さあ、バスに乗りましょう。バスターミナルのスタッフが声をかけてくれてスムーズに乗り場まで行くことができました。感謝。ちょうど1時間で国境に到着。バスの中に担当官がきてパスポートを回収されるスタイル。スタンプは押されず。
逆に北マケドニア入国の際は外に出て並んでスタンプが押されました。中途半端なページに雑に押された。北マケドニア側のイミグレのそばにモスクがあって、アザーンが聞こえてた。そしてその後はまた走りだし、スコピエに時間通りにつきました。
さいごに
今回はコソボ共和国の首都プリシュティナでの滞在記録でした!
コンパクトな街ですがなかなか面白かったですね。面白い形の建物や美しい街並みが良かったです。
あと感想としては爆美女が多い。街ゆく人のほとんどがモデル級でした。
次回は北マケドニアの首都スコピエでの滞在記録です!お楽しみに〜
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