【カリーニングラード】の歩き方!グダニスクからの行き方やお金の準備、交通機関の乗り方などを解説

カリーニングラードの歩き方アイキャッチ画像 ⑧ロシア
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みなさんこんにちは!いのこうです
今回はロシアの飛び地カリーニングラードでの歩き方です!
せっかくポーランドやバルト三国に行く予定があるなら、ついでに飛び地のカリーニングラードに行ってみませんか???
そんなわけで、滞在記録を紹介する前に、歩き方の解説です!陸路での入出国の方法やお金の準備、交通機関の乗り方やアプリについて紹介していきます!
ちなみに入出国で紹介しているルートはポーランドのグダニスクからカリーニングラードに入る方法と、カリーニングラードからリトアニアのヴィリニュスに出る方法です!なのでグダニスクからカリーニングラードに移動する方法やカリーニングラードからヴィリニュスに移動する方法を知りたい人は必見となっています。
それではいきましょ〜
※1ルーブル=約1.8円(2024年7月時点)

カリーニングラードとは

バルト海に面したロシアの飛地カリーニングラード。ロシアの軍事要衝で、現在も軍事関係者が多く生活しています。プロイセン王国の一部だったこともあり、ドイツ風の趣を色濃く残す都市です。

カリーニングラード
運河

他の特徴としてはこんな感じ↓
・面積は四国よりわずかに狭い
・人口は100万人で香川県くらい
・元々は東プロイセンの一帯、戦後にソ連に編入され、管轄はリトアニアではなくロシアとなった
・対NATOの軍事戦略で重要な位置にあり、短距離弾道ミサイルの配備計画もある
・世界の琥珀の90%以上を算出
・哲学者カントゆかりの地

入るにはビザが必要

まず入るのにはビザが必要です。ビザはe-Visaで簡単に取得することが出来ます。申請する際に答えないといけない質問がかなり多いですが、インドよりはマシです。

ロシア
申請サイト

申請料金はなぜか中国人民元での支払いで、ビザ料金290CNY+サービス料87CNY=377 CNY(約8,380円)でした。

カリーニングラードへの入り方

まずは陸路でのカリーニングラードへの入国方法です。

入国は2方向から

入国方法は主に2通りです。ポーランドから入るか、リトアニアから入るかの2択。僕はポーランドのグダニスクから入りました。

バスは人気なので事前に予約が必須で、このサイトから予約することができます。

料金は170ズウォティ(約7,000円)です。リトアニア側から入る際にはおそらく出国時と同じECOLINESやと思います。
バスに乗る時はパスポートとe-Visaを用意しておきましょう。また、入国審査時には質問責めに遭いますが焦らず落ち着いて答えましょう。それと小さな紙を渡されるんですが、これが宿のチェックイン時や出国審査時に必要となるので失くさないようにしましょう。

グダニスク、カリーニングラード行き
イミグレ

ちなみに入国審査時の質問内容は以下の通りでした。
・なぜロシアに入国するのか
・どれくらいの期間旅をしているのか
・いつ日本に帰るのか
・ロシアの後はどこに行くのか
・ロシアではどこに滞在するのか
・宿の予約はしているのか
・何日間滞在するのか
・ヨーロッパにはどこからいつ入ったのか
・ロシアを出るチケットはあるのか

体験談

ここからは体験談です。前回の記事で載せた内容をそのまま記載しています。グダニスクでの1泊の滞在を終えてカリーニングラードに向かいます。カリーニングラードはロシアの飛び地になっている場所です。詳しくは次回以降の記事で紹介します。

グダニスク、カリーニングラード行き
バス

まずはバスに乗り込みます。乗り場はここ。

グダニスク、カリーニングラード行き
ポーランド出国

バスではドイツ勤務のロシア人と、ロンドン出身の紳士が優しくしてくれました。ちなみにバスは満席でした。

グダニスク、カリーニングラード行き
ポーランド出国
グダニスク、カリーニングラード行き
ロシア入国

走り始めて2時間10分後にトイレ休憩があり、そのままポーランドの出国審査でした。窓口がなぜか1個だけしかなく長蛇の列。しかも多分システムエラーもあって、全員が出国し終わるのに2時間かかりしました。結局ポーランド側のイミグレに着いてから、2時間半後にバスは再出発し、ロシア側のイミグレへ。まずはバスに担当官が乗ってきてパスポートを見せました。その後30分経ってようやく入国審査です。また窓口が1つしかなかったですが、しばらくして2つ目がオープンして少しペースアップ。

僕の番でめちゃくちゃ質問攻めされたんですが、ロンドン紳士が助けてくれました。なんと僕の順番を彼の直後にしてくれて、さらに質問攻めも全部翻訳してくれたんです。ありがとう〜!!!全員の入国に1時間かかり、さらにその後また1時間以上待ってようやくロシア側のボーダーを出発。到着予定は19:30でしたが、ロシア側ボーダーを出たのが21:50でした。ちなみにロシア側のボーダー出る時も再びバスに担当官が乗ってきてスタンプのチェックがありました。

カリーニングラード行き
到着

そして3時間10分遅れ、22:40にカリーニングラードのバスターミナルに到着しました。到着時はなぜか拍手喝采でした。助けられて感謝です。運転手もロシア語でアナウンスした後に、「誰か日本人に教えてやってくれ」みたいな感じで、英語できる人が僕に翻訳して教えてくれました。みんな優しい。優しい世界。

世界はそれを愛と呼ぶんだぜ。

カリーニングラードからの出国方法

次に、カリーニングラードから出国する方法についてです。

陸路での出国は1方向のみ

陸路での出国方法は基本的に1方向のみで、リトアニア方面になります。なぜなら、カリーニングラードからポーランドに入国する際はなぜか労働ビザの提示が求められるからです。

カリーニングラード
ヴィリニュス行きバス

バスは事前に予約しておく必要があります。僕はECOLINESという会社で予約しました。

料金は60ユーロ(約10,500円)です。

なお、空路や鉄道であればモスクワ等、他のロシアの都市に行くこともできます。

体験談

カリーニングラードでの5泊6日の滞在を終えて朝8:00発のバスに乗るために歩いてバスターミナルへ向かいました。

カリーニングラード
バスターミナル
カリーニングラード
映画も観れる
カリーニングラード
バス

バスターミナルは割と大きめで、セキュリティチェックが厳重でした。

カリーニングラード、ヴィリニュス行き
イミグレ

バスに乗り込み、2時間半でロシア側のイミグレに到着。入国時と同じように女の人が乗ってきてパスポートチェックです。チェック後に30分待ってようやく出国審査。
麻薬探知犬の捜査がしっかりされていて、感心していたのも束の間、なんと麻薬捜査犬にめっちゃ吠えられました。バックパックも噛まれた。担当官に荷物を全部開けられた結果、多分タバコが原因でした。めちゃくちゃ焦った。場所が場所なだけに、別室送りや勾留も頭によぎっていたので全身冷や汗でした。
無事に麻薬探知犬の捜査を終えた後は出国審査。旅行かどうかだけ聞かれ、担当官がパスポートの全ページをじっくり見てからスタンプ。無事に出国です。

カリーニングラード
おっさん

そしてその後もう一つ胸糞悪い事件が。「リトアニアへのアルコールとタバコの持ち込みは禁止されている」と、英語ができる乗客経由で運転手に言われました。ほんまかいなとも思いながら、インドに姉が持ってきてくれたアメスピも、ロシアで買い貯めた新品のタバコも、まだ95%も残っていた大好きなスイカ味のベイプも捨てる羽目になりました。
タバコを捨てて再びバスに乗り込んだら、他の乗客からちゃんと捨てたか確認されました。私たちを止めるなと怒られました。その後少しイライラしながら暑いバスの中でずっと待ちました。結果、イミグレについてから2時間経ってようやくリトアニア側へ。

カリーニングラード、ヴィリニュス行き
ガードレールが変わった

ボーダーでガードレールの色が国旗になっていて、境目をパシャリ。リトアニアはバスの中にパスポートを回収しに来るパターンでした。その後結局外に出て並び、無事に入国。
入国審査時に荷物検査なかったし、タバコいけた説あるぞこれ、せめてベイプをポケットに入れとけば…と思いながらバスに乗り、しばらくしたら休憩所へ。ちなみにイミグレは出入国で合わせて5時間かかりました。

カリーニングラード
ガム

っておい!!乗客みんなタバコ吸うとるやないか!!持ち込めるやないか!!!どないやねん!!!ってなわけで、無駄に大量のタバコを捨てさせられた悲しきいのこうでした。バスは1時間遅れでリトアニアの首都、ヴィリニュスに到着しました。

お金の準備

ロシアは2024年7月現在、各国からの経済制裁を受けているので、VISAや Mastercardなどを使うことができません。
なので、事前に現金を用意していく必要があります。僕はポーランドにいる時に事前に用意していきました。
カリーニングラードにも両替所はありますが、宿での決済やトラムでの移動を考えると事前にある程度の額を用意していくのが良いと思います。カリーニングラードで両替する場合は、USDかユーロを用意しておくのが無難です。場所によってはポーランドズウォティを取り扱う場所もありますが、やはりUSDかユーロが無難でしょう。

公共交通機関の乗り方

次に公共交通機関について説明します。

カリーニングラード
バス

カリーニングラードでの移動で主に使うのがマルシュルートカとバスです。

カリーニングラード
バス

メトロもありますがすいません。今回は乗ってないので説明は省きます。

カリーニングラード
マルシュルートカ

白のマルシュルートカは33ルーブル、黄色のマルシュルートカは37ルーブルを運転手に直接渡します。安いですよね。どちらも60円台で乗ることができます。

カリーニングラード
バス

バスも37ルーブルで、こちらは運転手ではなく料金回収係に渡します。

カリーニングラード、ゼレノグラーツク行き
バス

ちなみに北部にあるゼレノグラーツクという街までは、593,140,141のバスで行くことができます。141は125ルーブル(約230円)でした。安い!

必須アプリ

必須アプリは旧ソ連といえばの2GISです。

2gis
ルート検索が可能

中央アジアでもお世話になりましたね。バスやマルシュルートカの検索が容易にできます。これさえ使いこなせばカリーニングラードでの移動は楽勝です。ちなみにタクシー移動はYandex Goが使えるみたいで、そちらも中央アジアと同じですね。参考までに中央アジアの歩き方の記事を載せておきます。

SIMは楽天モバイルが使用可能

次に、SIMについてですがこちらは参考になるか分かりませんが、楽天モバイルの海外ローミングを使用しました。マジでありがたかったです。まあでも街中にTele2のショップなんかもよく見かけたので、物理SIMを買ってもいいと思います。仮に中央アジアと同じ価格帯としたら相当安いはずです。

さいごに

今回はカリーニングラードの歩き方を紹介しました!
ポーランドのグダニスクからカリーニングラードに移動する方法、カリーニングラードからリトアニアのヴィリニュスに移動する方法、その他バスやマルシュルートカの乗り方など、日本語でここまでまとめているブログは貴重やと思います(自分で言うなよ)!
次回はカリーニングラードの滞在記録です!お楽しみに〜

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